日々を豊かにするヴェポライザーとの暮らし
ヴェポライザーと暮らしてみてーー
ヴェポライザーを生活に取り入れてから早二週間が経ちました。本当に楽しく、豊かな喫煙を楽しめています。数々の方法で喫煙をしてきた僕ですが、ヴェポライザーは本当に素晴らしいプロダクトだと思います。
「シャグを入れて吸う」
その単純な仕組みが僕には合っているみたいです。Vapeも非常に面白いですが、求め出すとキリがなく明快な答えがないため、僕はどうしても面倒になってしまい、その世界を楽しむことができなくなってしまいました。その辺、ヴェポライザーは前述した通り、シャグを入れて吸うだけです。機種の差はあれど、脇目を振らず、タバコを楽しめるということが良いと感じています。
喫煙という行為を大事にしたい
僕は音楽も好きで、その関わり合い方はここ数年で大きく変わりました。Spotifyで探求し、気に入った作品はレコードで買うようにしています。じっくりと、その作品と向き合いたいからです。そこには儀式性のようなものがあり、レコードを出すときの香り、針を落とすという動作、音が流れるまでの間など、パソコンやスマホでは味わうことができない特別なものがあります。MP3が出てきたときに、僕もその利便性からMP3メインで音楽と付き合っていましたが、ワンクリックでさまざまな曲にアクセスできる“楽さ”から、音楽とじっくりと向き合ってないとフッと思い、レコードを買うようになりました。
これはタバコにも言えるような気がします。いつの間にか、ニコチンを摂取するだけの喫煙が増えてしまっていた。特にiQOSを使用していたときに感じていましたが、特に美味しいとも思っていない。着香系が好きということもあり、パープルメンソールを吸っていましたが、どうもケミカルに誤魔化されている。ただ体が欲するから吸う。そこに儀式性は皆無で、喫煙という行為を大事にしていないと多々思うことがありました。その中でヴェポライザーに出会えたことは、喫煙という文化を大事に思えるキッカケになったと思います。
寝る前の時間を豊かに過ごせる
また生活にもメリハリが出ました。寝る前に「明日は外の喫煙所で吸うことが多くなりそうだから、太巻きを○本作って、それを切って何個持っていこう」とか「会食があるから明日はシャグ袋ごと持って行こう」など、翌日の予定に合わせて準備するようになりました。スケジュールの再確認にもなりますし、打ち合わせの内容を明確にするなどの利点もあったりします。喫煙でライフハックです 笑。
またぬか漬けじゃないですが、シャグの香りを嗅ぎながら、シャグの様子を観察するのも楽しいですよね。機種のメンテナンスも楽しく行うことができています。また余談ですが、手巻きタバコも改めて素晴らしい文化だと再確認しています。
つらつらと書いて来ましたが、ニコチンを摂取するだけの喫煙ではなく、趣味・嗜好品として昇華できつつ、寝る前のちょっとした時間を豊かにできるヴェポライザーは素晴らしいなというお話でした。
次回以降、メインで使用している『v5 NANO』のメンテナンス、シャグの運用方法などを書いていこうと思います。
吸いきり!ヴェポに合うシャグ探しvol.1『コルツ ライチ』
ヴェポライザーに合う絶品シャグを探す旅
お酒やコーヒーと同じぐらい奥の深いシャグの世界ーー。
気になるシャグを購入し、一吸い目のドキドキとワクワクは何ものにも代えがたいものがあります。しかし「なんか思っていたのと違う」「微妙に口に合わない」ということも多々あり、ついつい放置してしまいパリッパリに乾燥…そして廃棄ということもしばしば。決して高価なモノではないですが、「合わない」という単純な価値判断で関係を断ち切ってしまうのは如何なものか…ということで、このシャグレビューでは一つのルールを設けてみようと思います。
それは
一袋しっかり吸いきること
という単純なものです。一袋しっかり付き合うことで、良い部分・悪い部分が見えてくるのではないかと理由からです。まぁ、タバコなので「好き・嫌い」で判断して大いに結構だと思いますし、僕もお気に入りに出会うとそればかり吸っていたりします。しかし、ヴェポライザーとの出会いを機に、色んなシャグをしっかり吸ってみたいな〜と思ったのと、手巻きで吸うのとはその性質は大きく変わるので、ヴェポライザーに特化したシャグレビューを始めてみようと思った次第です。
また現在、3〜4つのシャグを気分によって吸っているので、吸いきりまでの期間も設けようと思います。おいしいと感じるシャグには手が伸びるので、そちらも参考になればと思います。
僕の中の大定番!「コルツ ライチ」
それでは早速、レビューをしていきたいと思います。第1回目は僕の大好きな『コルツ ライチ』です。このシャグは手巻きをよく吸っていた時期に出会い、僕の中でクラシックな存在となっています。
評価◎★★★★★
吸いきり期間◎6日(2019年1月26日〜1月31日)
大好きなシャグということもあり、最高評価の星5となりましたが、本当に美味しいシャグです。コルツなので加湿ケアもそれほど手間ではなく、6日ほどで吸いきりましたが、中頃にパッケージ内にヒュミドールを1つ入れて放置という雑な感じで全く問題ないです。
喫味はフルーティーな紅茶のような感じ。とは言っても、香りが強すぎるワケでなく、鼻の奥の方で感じる絶妙な塩梅です。着香、着香しておらず、嫌な甘さもなく、さっぱり。本当に素晴らしいバランスだと思います。僕はシーシャのストロベリー系が好きなのですが、それと近いものを感じます。
温度設定はいろいろと試しましたが、210度が良かったです。香り、味が十分に引き出されました。ただ「タバコ!」という感じは薄いですね。僕はそこが好きだったりもするのですが。
手巻きでも吸ってみましたが、僕はヴェポライザーで吸う方が断然好きでした。というか、このシャグはこんなに香りがあるんだと驚いたぐらいです。
こんな人におすすめ!
- Vape、シーシャなどでフルーツ系が好きな方
- さっぱりとした喫味が好きな方
- 香りが強いシャグが好きな方
と言っても、このシャグが好きすぎて、フルーツ系統でシャグを余り吸っていないので色々と試したいと思います。
ヴェポライザーをより深く楽しめる『Flowermate V5 NANO』
『Weecke C-Vapor 3.0』を購入して2日でサヨナラを決意したワケですが、
次なる機種の選定はとにかく迷いました。『Pax3』『Davinci IQ 』『Boundless TERA』などのハイスペック系、独自の旨さが評判の初回購入で迷った『WEECKE Fenix』と機種も多種多様。悩みすぎて喫煙量が増えました 笑。
結局、決めたのはこちら!
Flowermate V5 NANO。ヴェポライザー専門ショップ『VEPO NAVI』さんで購入しました。
決め手になったポイント
①18650バッテリー交換可能
iQOSなどに比べるとバッテリーの持ちが悪いヴェポライザー。モバイルバッテリーでも対応できるのですが、やはりバッテリー交換をできた方が利便性は格段にUPしますよね。また自前のVapeのバッテリーが流用できるという点も大きかったです。
②コンダクションとコンベクションのハイブリッド加熱
まだまだよちよち歩きの僕ですが、手巻きでは着香系のシャグが好きということもあり、コンベクションに非常に興味がありました。しかし、ヴェポライザーと手巻きでは、シャグの楽しみ方も大きく変わりそうだと思ったのでハイブリッド式にしました。
③故にヴェポライザーに合った自分好みのシャグを探せそう
上記した通り、ハイブリッド式なのでシャグの種類を問わず、平均的な喫味を引き出してくれるだろうという部分も大きかったですね。ヴェポライザーに合ったシャグを探すのには最適なのでは思った次第です。(シャグもまた闇深い)
『Flowermate V5 NANO』について
僕の好きな色であるブルーをチョイスしました。ヴェポナビさんのHP上で見ると「どうかな〜」という感じもあったのですが、実際に見てみると発色も良くて大満足です。
またサイズ感もサッとポケットに入れられるし、売りのひとつである「マウスピースを本体に収納できる」という点もすごく便利だと思います。ただ開け口を地面に向けたまま蓋を開けるとマウスピースが飛び出してしまうので注意は必要ですね。ちなみに、喫茶店でソレをやってしまい、冷ややかな視線を感じながらマウスピースを探しました…。
数日、運用してみての感想ーー
喫味に関しては『Weecke C-Vapor 3.0』との比較しかできないのですが、味がクリアで、シャグの味がストレートに出ているかな?という印象です。ほか、大きく感じたことは、徐々に味が濃くなっていくということでしょうか。吸い始めて中盤〜後半にかけて、ググッとシャグの味、香りが引き出されるという感じです。とても美味しく感じます。
何種類かシャグを吸ってみましたが、どれも満足いくものでした。ニコ汁はボチボチ出ますが、ティッシュや綿棒で楽に掃除できるので特に気になりません。
付属のマテリアルポッドが便利というレビューも多いですが、
乾燥したシャグを入れるのには有用だと思いますが、僕は十分に加湿されたシャグが好きなので僕は使っていません。
ミドルクラスとして最適のヴェポライザー
「ヴェポライザーいいな、もう少し深く付き合ってみたい」という僕みたいな方にはピッタリの機種ではないかと思います。ヴェポライザーの運用方法、シャグ探求を深めることもできるし、この機種の利便性、喫味にも今のところ大変満足しています。
しばらくはコイツでいろいろと試行錯誤してみようかと思っています(たぶん…)
3日でさようなら!『Weecke C-Vapor 3.0』 でヴェポライザーデビュー
ヴェポライザーってどうなのよ?
僕がヴェポライザーを試してみようと思った経緯は前回書きましたが、
今回は購入から使用感をまとめたいと思います。
まず僕がヴェポライザーの購入に踏み切ったポイントを以下にまとめます。
- 手巻きタバコ用のシャグが利用できるため美味しいタバコを吸える
- 持ち運びもできそうで日常使いができそう
この2点がとにかくポイントでした。せっかくの喫煙時間です。豊かな時間にしたいですよね。また仕事柄、外での打ち合わせや会食も多いので「こりゃいいぞ〜」と思ったわけです。
そして、ヴェポライザーの存在を知った翌日には購入しに行きました。通販でも良かったのですが、ちょうど新宿で用があったので、こちらのお店にお伺いしました。
下調べの結果、候補は『Weecke C-Vapor 3.0』と『weecke fenix』に絞りました。どちらも入門には最適とされる機種で、持ち運びも便利という理由からです。
実際に、品を触り、スタッフさんのお話を聞き『Weecke C-Vapor 3.0』を購入することに決めました。シャグを詰めておけるスペンサーが別売りであり、日常使いするには便利そうだというのが決断の理由です。それとバッテリーの持ち、サイズ感、値段などトータル的に良かったというものありますね。
購入したアイテム
早速、吸ってみた感想ーー
購入後、即喫茶店に行き、ヴェポライザー初体験。シャグは手巻き時代に、よく吸っていたゴールデンヴァージニアとコルツのライチをセレクト。
スペンサーにシャグを詰めて吸ってみました……「なるほど〜!これはいいかも!」というのが初感です。紙タバコのエグさ、嫌な煙たさもなく、アイコスのケミカルな感じもない。ほどよい吸いごたえとシャグのうまさをしっかり感じることができます。どことなくシーシャっぽい感じもします。
その後、会食があったので「これは良い機会!」とそのままヴェポライザーを使用してみました。特に違和感なく溶け込みます。お酒がすすみ、キツいのが欲しいな〜という場合は手巻きにしちゃえばいいですし。よく言われれていることですが、コスパ面でも素晴らしいなと再確認しました。
「なにコレ…めちゃウマじゃん!!」
それは突然やってきました。
数時間後、シャグ詰め済みのスペンサーが切れてしまったので、シャグを直で投入。これがビックリ! スペンサーを使用しない方が格段にうまい。味わい、吸いごたえともに別格でした。これを知り「ヴェポライザー最高じゃん!」と深く思った次第です。その後、便利さからスペンサーを使用したりもしましたが、あのうまさを知ってしまうと元には戻れず…スペンサーを利用した喫煙はやめてしまいました。
さよなら!『C Vapor 3.0』 !
購入の決め手であったスペンサーの運用が頭から外れたことにより『C Vapor 3.0』の立ち位置がいきなり揺らぎまくりました 笑。
思っている以上にヴェポライザーがしっくりきたので、別の機種も試してみたい、比較しないと言葉にならない…など、脳内会議が始まってしまい、別の機種購入を決意! ヴェポライザーの存在を知ってから、ここまで3日。沼に足を完全に入れてしまったようです。
デビュー機なので詳細なレビューはできませんが、スペンサーをマストで使用する方には最適の機種だと思います。人気機種なのでサードパーティーも豊富なのもポイント高いです。喫味に関しても「うまい!」と心底思ったので、巷で言われているようにヴェポライザー入門には適した機種なのかなと思います。
というわけで、次回は別機種のご紹介をしたいと思います。
タバコ界のiPhone…それがヴェポライザーなのである。
「禁煙は意志の弱い奴がすることである!」
かの立川談志の言葉である。
さまざま喫煙体験をして来て、早30数年。談志師匠のように、喫煙に対する強烈なアイデンティティこそないが、昨今の嫌煙ブームの中、一切、禁煙をしようと思ったことはない。禁煙とは如何なるものか…かの有名な本『禁煙セラピー』を読んだりもした。周囲の人々にインタビューをしたりもした。喫煙のメリットは全て脳が作り出すまやかしだということも熟知している。しかしだ、それでもいい。僕はタバコを吸っている時間が大好きだし、喫煙文化を愛している。
そんな僕にも長年悪夢のように続いている問題がある。それは「喫煙」である。
もともと僕はジョニー・サンダースというミュージシャンが好きで10代の頃にラッキーストライクを吸い始めた。よく言われる「かっこいいから!」という何とも捻りのない理由である。その後、アメスピに出会い、タバコのうまさを知り、手巻きタバコなる文化に出会った。いろいろと巻き巻きしてみて、そのおいしさや深さには目を見開くものがあったが、コンビニで買えるタバコの便利さは何ものにも変え難く、紙タバコと手巻きタバコを行き来することになる。
喫煙がルーティンに…Vapeとの出会い
そんな中、インターネットをハブとして人類の生活は一変した。数年前には想像もしていなかったことが次々と生まれている。そして、それは「喫煙」も同様だ。社会環境の変化やテクノロジーの進化で、Vapeなるものが広まり、その世界は深まっていった。自分好みにカスタムできる機種、豊潤すぎるリキッド類。それはまるでスマホの進化のように物凄いスピードだった。それはタバコを吸うという儀式性がなくなり、ルーティンになってしまっていた僕に衝撃を与えた。何より業界の熱があった。タバコの世界の深さを知るようになってから、多くの高級タバコを試したり、シガーバーに行ったりしたが、あくまでも嗜好品。生活の一部にはならなかった。そんなモヤモヤしていた時期にVapeに出会ったのである。
海外・国内の情報を拾いまくり、いろいろと試しまくる日々。とにかく美味しい。シーシャが好きなこともあり、ドハマリした。コイル巻きなどにも挑戦するようになったが、すごーく面倒臭くなってしまった。メンテンスをすれば良いだけの話だが、それを忘れてしまうとビックリするぐらい味が落ちる。あのコイルが焼けたような味わいはモチベーションを台無しにしてしまう。あと大きかったのはニコチンの問題、そして知れば知るほどキリがないという点。機種、リキッドと日々新商品がリリースされる。もちろん、適度に付き合えばいいのだが、性格上、うまく付き合うことができなかった。そんなこんなで吸う機会は減っていってしまった。
アイコスと心中しかけるも…
お次はアイコス。アメトーークのタイアップ企画がバカアタリして一大ブームとなった。「ふーん」という感じではあったが、物は試しと購入。なかなかどうして良かった。喫煙による喉のイガイガ感や咳もなくなり、すこぶる快調。アイコスをメインに使い始めて数ヶ月。久しぶりに紙タバコを吸ってみると何とも違和感。とにかく臭かった。これには驚いた。「あー、アイコスで決まりかな〜」なんて思っていたとき、知人から手巻きタバコを貰う機会があった。吸ってみると…。
「うまい!」美味しいコーヒーやお酒を飲んでいるような至福の時間が流れてしまったのだ。芳醇な香り、深い味わい。「タバコってこうだよな」とアイコス漬けの僕は深く納得してしまったのだ。となると、アイコスのケミカルな味わいが鼻に付いて仕方がない。タバコの深淵なる世界から逃げるように、グローも試してみた。非常にクリアな味わいではあるが、最後の方のポップコーンのような喫味がどうにもいただけない。
ヴェポライザーとの運命の出会い?
えいや!と手巻きタバコに戻ろうにも、テクノロジーによって生まれた次世代タバコのクリアさを知ってしまった僕。投げやりに手巻きタバコとアイコスを併用したりもした…。もはや四面楚歌である。
そこに現れたのがヴェポライザーなのである。タバコ本来の芳醇な喫味と次世代タバコの良い部分がクロスオーバー。まるでiPhone! まだ出会って一週間も経っていないが、これで僕も永住かもと思える素晴らしい出会い(たぶん)。詳しくは次回に。